リマスター日記(OPパート)
毎日更新と宣言して、早くも公開気味です。
その場の勢いで軽はずみな言動はよくないですよ。
自分のくびをしめますから。
はい。
今日はOP(オープニング)の事について書きます。
ええ、本日の作業で思い出したので忘れないうちに。
OPは毎回使うのでフィルムを使い回します。
そのため何度もコピーをとっていくので、状態が悪くなるわけです。
回が進むにつれて映像が観づらくなっていくのは当然。
ですから基本的な考えだと1話が一番良い状態な筈です。
が、現実はそんな事もないんですね。
実際レイズナーは9話のOPが一番状態が良かったようです。
リマスターノートに書いてあったのでたぶんそうです。
ちょっと不思議。
とにかくOPは一番目にする気合いが入っちゃうパートなので重要ですね。
細かいVer違いも見落とせません。
HDリマスターの作業行程では全編でOPの種類がいくつあるのか確認します。
絵はもちろんですがクレジットの表記が変わっているのも含めてです。
クレジットの内容が変更されてしまっては困りますからね。
ちゃ~んと再現する方針で作業しています。
レイズナーは大きくわけて前半と後半の2種となります。
そこで一番状態のよいOPを探し出します。
レイズナーでは9話ですね。
ちなみに後半は27話が一番状態が良かったです。
状態の良いOPを選んだら徹底的に綺麗にし、それを各話の頭に収録するわけです。
先にも書きましたがリマスターの作業を行ってくれるのはポスプロのオペレーターの方々。
抜群の腕でとても奇麗にしてくれます!
クレジット表記に変更があった回は該当のカットもリマスターし、差し替えます。
こうする事によって全編のOPを奇麗なものししていくのですよ。
簡単に書いてますけど、この行程も凄い大変なんですよねー。
探すという行程が凄く気を遣いますしね。
そういう意味ではこの時点で既にOPを何十回、何百回も観ているケースもあります。
さて、お気づきかと思いますがレイズナーのOPは1つ問題があります。
本来このリマスター済みOPを差し替えるという行程は単純に差し替えるだけで済む筈です。
しかしレイズナーは途中で本編のダイジェスト映像がインサートされます。
単純に差し替えるだけなく、毎回毎回OPを差し替えたら更にダイジェストを差し戻すという行程がかかります。
もしくはダイジェストをはさんでOPの前半と後半を別々に差し替える。
どっちでもいいけど面倒ですね。
このOPはレイズナーの魅力の1つと言っても過言ではないでしょう。
気は抜けません。
地道にこの差し替え作業を行うのでした。
38本分も・・・・。
リマスターも終わりに近づいたある日知ってしまうのです。
驚愕の事実。
OVAはダイジェストの尺がTVと異なる事を!
そりゃないよ・・・。
つづきはまたそのうち。