- 地球側（第1話～第25話）
アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
地球人の父ケン・アスカと、グラドス人の母アルバトロ・ミル・アイラ・アスカの間に生まれた、グラドスの少年。グラドス軍の地球侵略計画を地球側に知らせるため、SPTレイズナーとトライポッド・キャリアを強奪して脱走。その後火星で、コズミック・カルチャー・クラブの生徒たちと知り合う。父の故郷・地球とそこに生まれた者たちを守るため戦うが、基本的には暴力を嫌っており、同胞と殺し合うことに深く思い悩む。16歳。
アンナ・ステファニー
コズミック・カルチャー・クラブの生徒で最年少の少女。基本的には大人しいタイプで自己主張も少ないが、他者の痛みを感じ取る鋭い感受性と、暴力にも屈しない強い意志を秘めている。初対面のときにエイジの真っ直ぐな目を見て、彼を信じられると直感。仲間たちの中では一番最初に彼に信頼を寄せ、彼を心から理解しようとした。北欧出身の14歳。
デビッド・ラザフォード
コズミック・カルチャー・クラブの生徒のひとり。初めて戦闘に巻き込まれた際に親友だったジュノを失ったため、当初はエイジに対して深い憎しみを抱いており、殴り合いをしたこともあった。だが様々な困難を共に乗り越える中で、エイジも自分と同じ人間であることを次第に理解し、いつしか深い友情を交わすこととなった。自らも仲間たちを守るためSPTベイブルを駆り、エイジたちと共に戦う。アメリカ出身の17歳。
ロアン・デミトリッヒ
コズミック・カルチャー・クラブの生徒の一人で、冷静かつ理知的な少年。彼にとってエイジの話は信じがたいものだったが、現状を正確に把握した上で自らが生き残るために何をすべきかを考え、SPTの操縦法を自ら進んで学習。その際にシミュレーション用の記録から、エイジが人を殺さないように留意しながら戦っていたことを知る。その後はエイジとデビットをフォローするため、SPTバルディで戦った。スイス出身の15歳。
シモーヌ・ルフラン
コズミック・カルチャー・クラブの生徒で、フランスの名門・ルフラン侯爵家の令嬢。何事に対しても積極的で、自分の考えを貫こうとする強い意志と、それに見合った行動力を併せ持つ。当初は絶望的な状況に悲観することもあったが、次第に復調。悲惨な状況だからこそささやかなパーティーを催したりすることで、仲間たちの精神的な支えとなった。地球への脱出行の中で、次第にエイジへ想いを寄せるようになるが……。16歳。
アーサー・カミングス・Jr.
コズミック・カルチャー・クラブの生徒の中では最年長だが、基本的にはお人好しで単純な性格の持ち主。口が達者で何かある度に年長者ぶろうとするが、その割には頼りなく臆病な面が目立つ。ただし根が単純なため、デビッドの口車に乗せられてシモーヌの前で良いところを見せようと、SPTの訓練に張り切ったことも。だが結局向いていなかったようで、戦闘時は主にキャリアからの援護に徹していた。英国貴族出身の17歳。
エリザベス・クレブリー
コズミック・カルチャー・クラブの生徒たちを引率するために火星に派遣された国連宇宙局のスタッフ。唯一の生き残りの大人として、エイジに皆の命運を託すしかない危機の連続の中で、生き残った生徒たちを無事火星から地球まで送り届けるために最善を尽くした。平和主義者で、かつては軍人である恋人・クレイトンと別れ、平和運動に打ち込んだこともあった。本業は医師で、生徒たちからは「ドクター」と呼ばれている。アメリカ国籍の24歳。
- 地球側（第1話～第25話）