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CHARACTER[グラドス側(第26話~第38話)]

ル・カイン

グラドス地球占領軍の総司令官グレスコの息子。新たな司令官としてグラドス星より着任し、グラドス文化より劣ると信じた地球文化の弾圧を決行した。非情な指揮官である反面、誇り高き精神の持ち主であり、卑劣な行動を何よりも嫌う。グラドスの秘密を知ってもそれを認めることができず、ついには父親を手にかけ独裁者として君臨する道を選ぶ。SPTザカールのパイロットとしても優れた腕を発揮。一度はレイズナーを大破させた。

ゴステロ

レイズナーとの対決で戦死したかと思われていたが、サイボーグとなって復活。死鬼隊のメンバーとなる。専用機はMFダルジャン。目的のためなら手段を選ばぬ卑劣さがル・カインの怒りを買って一度は投獄されたが、ほどなく脱出しその執念深さを見せつけた。

マンジェロ

MFガッシュランに乗る死鬼隊のひとり。小男である彼を「ちび」と呼んで3日生き延びた者はいない。素顔は美形だが、その美貌を傷つけられると逆上し、怒りに我を忘れてしまう。

ボーン

MFエルダールに乗る死鬼隊のひとり。死鬼隊の中でも陰気で執念深い性格の持ち主。マンジェロとともにアンナの捕獲に向かうが失敗し、彼と仲間割れをしてしまう。

ゲティ

MFダンコフに乗る死鬼隊のひとり。怪力が自慢の大男だが、反面、どこか臆病なところがある。死んだと思われていたゴステロが生きていたことで撹乱され、ダンコフを失うという失態を演じた。

エジール・カルラ

地球占領後のグラドス軍では中尉に昇進。グラドスの刻印を調査するため、部隊を率いて南米クスコに向かい、遺跡発掘を指揮する。その際エイジと再会するが、仇敵であるはずの彼に命を救われる。遺跡発掘の過程でグラドスの秘密の一端に触れ、やがてジュリアの口からも真実を知って驚愕する。

ギウラ

元はレイズナー討伐に出撃したジュリアの監視役を務めていた。秘かに姉弟ともに始末しようと企み、彼女の乗るSPTブラッディカイザルを撃墜して海に沈めた卑劣な男である。グラドスの地球占領軍では、矯正隊の隊長として地球文化の弾圧を担当。そのため、アンナの居場所を突き止め、捕えようと画策し、執念深く彼女を追う。

ロアン・デミトリッヒ

かつての仲間たちとは袂を分かち、A級市民となってグラドスに協力。かつての仲間の情報さえも売り渡していた。デビッドからは裏切り者と呼ばれるが、意に介さず、持ち前の鋭敏な頭脳と、揺るぎなきグラドスへの忠誠心により、地球人でありながら独裁者ル・カインの側近を務めるまでになった。やがて南米クスコへの派遣軍指揮を任されるが、その時、グラドスへ寝返った真意を明らかにする。18歳。

アーサー・カミングス・Jr.

他の仲間のようにレジスタンス運動に身を投じる勇気がなかったため、表向きグラドスに恭順の意を示すことでA級市民となり、グラドス占領軍のヨーロッパ支部で働いていた。その後、ロアンの計らいで北米支部に転属した後は、デビッドらとも意を通じ、秘かにグラドスの情報を流す影の協力者となった。ロアンに対しては、彼が本当に仲間を裏切ったとは思えず、その真意を測りかねるという理由から、最後まで彼を信じ続ける。20歳。