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CHARACTER[地球側(第26話~第38話)]

アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ

グレスコ艦への突入以後、生死不明となっていたが、その3年後、たくましく成長した19歳の青年となって地球、ニューヨークに姿を現した。やがてデビッドやアンナたちとも再会し、ともにグラドスの圧政に立ち向かうレジスタントの仲間入りを果たす。空白の3年間に身につけたトンファーによる格闘術は、生身の戦闘でも威力を発揮。その一方で、グラドスの強大な軍事力に対抗するため、レイズナーとともに戦う地球製SPTの開発にも尽力。テストパイロットを務めた。

アンナ・ステファニー

グラドスの地球制圧後は、ニューヨークで武力に頼らないレジスタンス運動、すなわち所持を禁止された地球の本の書写あるいは朗読といった文化継承活動に携わっていた。やがてレジスタンスのシンボル的存在となるが、第2の「クスコの聖女」化を恐れるグラドス軍には格好の標的にもなっている。エイジとの再会により、3年前は実を結ぶことなく終わった彼への愛情をはっきりと示すようになり、彼を身を呈してかばう勇気も見せる。17歳。

デビッド・ラザフォード

地球解放戦線機構北米支部の一員として、グラドスの地球支配に敢然と抵抗するレジスタントとして活躍。血気盛んな性格は3年前と変わらないが、その一方で、無謀な戦いを良しとせず、仲間を率いて戦い抜くリーダーの風格も具えるようになっていた。再会したエイジとは、敵を同じくする同志として再び共闘。彼が開発に携わった地球製SPTドールが実戦投入されると、そのパイロットとしても活躍するようになる。20歳。

シモーヌ・ルフラン

生まれ故郷のフランスに帰り、名門ルフラン侯爵家の令嬢という立場を隠れ蓑にしながら、秘かにレジスタントを通じて敵の情報収集を行っていた。その後アメリカに渡ってデビットらと合流。かつてファーストキスを奪った彼に平手打ちを喰らわしてその過去を清算すると、彼の良き同志として実戦に身を投じる。SPTドールが開発されると、初めてながらそのパイロットとしても活躍するようになる。19歳。

エリザベス・クレブリー

地球解放戦線機構のメインスタッフのひとりとして、エイジの助けを借りながら地下秘密工場で地球製SPTドールの開発に従事していた。それはグラドスの支配から地球の自由と平和を取り戻すためには急務だったが、元来、争いを好まぬ平和主義者である彼女は、自らの手で兵器を生み出すことへの葛藤に苦悩。執拗に迫るル・カインの魔手に対する心労も重なり、やがてはノイローゼに陥ってしまう。27歳。

ジョン・ギルバート

地球解放戦線機構の中心人物のひとり。エリザベスと協力して地球製SPTドールの開発に関わっていた。開発は急を要する作業だったが、何よりも慎重を旨とし、完璧を期すことを徹底させる。かつては国連宇宙局の本部長という地位にあり、「アポロX0計画」のスタッフとして、エイジの父親を月に送ったひとり。エイジがエドワーズ空軍基地に拘束された時も、その解放に尽力したが聞き入れられなかったという苦い経験を持つ。

マッシュ、ガウ

アンナと同じ工場で働いていたレジスタンスの少年。身寄りのない天涯孤独の身の上と思われ、彼女を実の姉のように慕っている。その彼女の処刑をやめさせようとして、まだ10歳と幼いながら、矯正隊に果敢に抵抗する勇気を見せた。普段は偵察や情報収集係として働いている。武器はパチンコ。ガウは彼の愛犬で、飼い主である彼同様、いざとなればグラドス兵にも立ち向かっていく。

アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ

3年前の戦いで、地球の海の美しさとゲイルの残した言葉に打たれて改心。「クスコの聖女」を名乗り、地球とグラドスとの平和的共存を唱え続けている。徹底した無抵抗主義を貫き、平和を願うその姿には、地球人だけでなく一部のグラドス人にも熱烈な信者がいる。そのため、ル・カインにとっては目障りな存在であった。一方で、まだ平和的共存が不可能と判断した時は、先祖が残した「グラドスの刻印」を発動させる決意を秘めていた。