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STAFF COLUMN

2013/07/14

リマスター日記2

今日はスプライスの話。

Blu-rayのレビューなどをみていると時々見かけるのが、カットが変わるたびに画面の上(もしくは下)に帯状のノイズが入るという内容。
これがスプライスといってフィルムの編集作業によって発生した繋ぎ目が見えているのです。
処理方法は色々あるのですが、コンピュータ上で消していきます。
一枚一枚地道に作業していくわけですから費用も時間もかかるわけですね。
セル作品はこのスプライス処理から逃れる事ができないので頭が痛いです。
ではDVDの時は?

実はアナログの時代は画面の外にあったので見えていなかったんですね。
ビックリ!
慣れてくるとスプライスが気になって気になって普通にアニメが楽しめない事もあります。
完全に職業病です。
知らなかった方が幸せだった世界ですよ。
はい。

話を戻します。
ハイビジョンが主流になった今、高解像度のテレビで視聴するのが普通になってきました。
そのために隠れていた部分も高解像度環境だと画面内に映ってしまうわけです。

レイズナーですが、このスプライスは全部消す方針で作業をしてます。
是非DVDと比較して観やすくなった映像を確かめてください。

つづく

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