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STORY[第14話〜第25話]

第14話「異星人に囚われて」

ダニー少佐を失いながらも、ようやくソ連艦からの脱出に成功したエイジたち。しかし追手のゲイル隊は、すぐそこまで迫っていた。レイズナーで発進するエイジだが、すでにエネルギーの残量は乏しく、もはや反撃も逃走もできない……。ゲイルはエイジたちのシャトルを捕えて艦に収容すると、エイジを説得した上で、できれば少年たちの命も救おうと考える。しかしその真意を理解できないカルラは、少年たちを殺そうとするのだった。

第15話「蒼き流星となって」

何とかゲイル艦から脱出して、月へと向かうエイジたち。しかし月を目前にして、シャトルはゲイル隊に追い付かれてしまう。やむなく迎撃しようとするエイジたちだが、そこへ突如地球艦隊の応援が現れる。歓喜に沸く子供たちだが、ゲイル隊は地球艦隊を瞬く間に全滅させてしまった。ついに一騎打ちとなる、エイジとゲイル。しかし追い込まれたレイズナーは、「V-MAX」を発動。ゲイルの死に、エイジの慟哭が宇宙にこだまする……。

第16話「月よ!こたえて」

制御不能な「V-MAX」の力によりゲイルを殺してしまったエイジは、深い悲しみの中にいた。少年たちはそんなエイジを気遣いながらも、月への着陸のために各基地へ通信を送るが、月からは何の返答もない。やはり月も、すでに廃墟と化していたのだ。かつての月を知るデビッドは、状況を探るためエイジと共にSPTで探索へ出ることに。しかし廃墟かと思われた地下街の奥で、エイジとデビッドは何者かからの砲撃を受ける!!

第17話「群がる殺人機」

地下街の奥で生き残っていたのは、エリザベスのかつての恋人・クレイトンと8人の子供たちだけであった。センサーで生物を攻撃する無人SPT・スカルガンナーに襲われたエイジたちは、反撃を開始。しかしその途中で、エリザベスや生き残りの子供たちとはぐれてしまう。一方エリザベスは、視力を失っているクレイトンや子供たちを庇いながらシャトルへと向かうが、迷い込んだ資材置き場でスカルガンナーに発見されてしまう……。

第18話「そして地球へ」

生き残りの子供たちとクレイトンを収容したシャトルは、約1時間後に地球へと出発することに。ところがその間に薬を探そうと医療センターへ向かったエリザベスが、スカルガンナーに発見されてしまう。知らせを受けたデビッドたちによってエリザベスは無事救われるが、終結したスカルガンナーは猛攻を開始。出発時間の迫る中、エイジはデビッドたちをシャトルへ戻すと、ある考えの元に単身スカルガンナーの群れに挑むのだった。

第19話「とどかぬ想い」

月を脱出したシャトルは、レーザー衛星の妨害を交わしながらついに大気圏へと突入。エリザベスの通信に最初に応じたのは、国連本部のジョン・ギルバート博士であった。ギルバートが父・ケンの親友だったと知って、エイジは子供たちと共に地球にたどり着いた喜びを噛み締める。しかしそのとき、背後にはグラドスの追手が肉迫。その中に赤いグライムカイザルを発見したエイジは、搭乗者はゲイルではないかと激しく動揺する。

第20話「レイズナーの怒り」

異星科学の独占を目論む米軍は、シャトルを自軍基地に誘導。子供たちは執拗な取り調べの果てに解放されたが、エイジだけは依然拘束され続けていた。そんな中、国連本部を退職したエリザベスは皆に別れを告げ、アーサーも故郷へ帰ることに。しかしシモーヌは迎えに来た秘書を追い帰し、アンナは彼女のエイジへの秘めた想いを感じ取るのだった。一方、軍の技師に解体されかけたレイズナーは、無人のまま「V-MAX」を発動させる。

第21話「我が名はフォロン」

ついに始まったグラドスの攻撃により、ニューヨークは壊滅。アメリカ全土で戒厳令が敷かれる中、エリザベスやアーサーは空軍基地に連れ戻されてしまう。その頃基地では、ようやく解放されレイズナーに乗り込んだエイジが、コンソールに銃を向けていた。彼は、レイズナーの中にレイ以外の何かが潜んでいることに気付いたのだ。レイに代わって現れたフォロンは、エイジの父・ケンが託した「グラドス創世の秘密」を語り始める……。

第22話「フォロンとの対決」

グレスコと直接交渉するためグラドスの母艦へと急ぐエイジだが、その行く手をブラッディカイザルが遮る。ゲイルが搭乗者かも知れないと思うエイジは戦うことができず、「V-MAX」で逃走。しかしブラッディカイザルに乗っていたのは、実はエイジの姉・ジュリアであった。一方エイジは、人命よりも伝承保護を優先するフォロンと対立。「僕こそ伝承の証明だ! それを認めないなら殺せ!」というエイジの叫びに、フォロンは沈黙する。

第23話「奇跡を求めて」

接近するミラー衛星を破壊するも、ブラッディカイザルを操縦するのが姉・ジュリアだと知り、ショックを受けるエイジ。しかしジュリアはゲイルの仇を討つことしか考えず、エイジを執拗に攻撃する。しかし味方であるギウラ隊の弾を受け、ブラッディカイザルは海中へ没した……。一方グラドスの地球侵攻作戦によって、世界の各地で被害が拡大。米ソ両陣営の艦隊も壊滅し、もはや反撃の手段はエイジたちのシャトルとSPTしかなかった。

第24話「光になったエイジ」

ミラー衛星破壊のためシャトルで出発したデビッドたちは、道中でエイジと合流。そこへ米ソ両軍パイロットからの連絡が入り、デビッドたちはようやく地球が一枚板になったことに感動する。しかしグラドスとの戦力差は歴然としており、シャトルを護衛していた戦闘機群は次々と撃墜。エイジとデビッド、そしてロアンは、奇跡を信じてSPTで出撃する。やがて「V-MAX」を発動させてグレスコ艦へ突撃したエイジを、眩い光が包み……。

第25話「駆けぬけた宇宙」

エイジ・アスカのこれまでの道程が語られる、第1〜24話までの総集編。グラドス人と地球人のハーフとして生まれたエイジ・アスカは、地球侵略を目論むグラドスから脱走。レイズナーを始めとするSPT3体とシャトルを奪って地球へと向かうが、火星でグラドスの追っ手と遭遇。SPT同士の戦闘が始まり、火星の国連基地では多くの人々がその巻き添えとなる。辛うじて生き延びた子供たちは、エイジと運命の出会いを果たすのだった。